マイナポイントとは一体何なのか、注意点も併せて解説しています。

マイナポイントとは?

 

 

マイナンバーカード

 

マイナポイントとはマイナンバーカードを発行し、希望するポイントサービスを申請することでポイント還元される特典サービスです。
総務省が実施する公的なサービスで、以下の目的を持っています。

 

  • マイナンバーカードの普及
  • キャッシュレス決済の普及
  • 経済対策(消費税増税に伴う消費落ち込みの抑制)

 

マイナンバーカード(個人番号カード)は2016年1月より交付が開始されましたが、発行するメリットが少なくて資産や収入を国へ管理される不安要素から普及率が伸び悩みました。
また、日本は欧米や韓国などの先進国に比べてキャッシュレス化が遅れていることが問題視されていました。

 

 

 

こうした背景を受けて創設されたのがマイナポイント事業で、2020年7月1日より利用予約と申込受付が始まった歴史を持ちます。
当初実施されたマイナポイントは、マイナンバーカードの発行と申込を条件に最大5,000ポイントが付与されました。

 

申込をした後にマイナンバーカードと紐付けをした電子決済サービスで、チャージをするか決済実績に応じて25%(最大5,000円分)のマイナポイントが還元される内容です。
2021年4月末を持ってマイナポイントの対象になるマイナンバーカードの申請受付(第1弾)は終了しています。

 

その後、新たなマイナポイント事業(第2弾)として、最大2万円分のポイント付与する方針を政府が打ち出したことで再び注目を集めています。

 

 

新マイナポイントの概要

 

政府が打ち出した方針によると、新たなマイナポイント(第2弾)は以下3つの条件に分けて最大2万円分のポイントを還元が行われる予定です。

 

①マイナポイントの申請 … 最大5,000円分
②健康保険証の利用登録 … 一律7,500円分
③公金受取口座の登録  … 一律7,500円分

 

記事作成時点では暫定の内容のため、詳しくは財務省・マイナポイントの公式サイトより最新情報をご確認ください。
マイナポイント第2弾は閣議決定されているため、付与条件と金額はほぼ確定です。
開始日や申請期限等が今後発表される予定です。

 

第1弾を受け取った人は?

 

既に第1弾で5,000円分のマイナポイントを受け取っている方は、第2弾の①が適用されず最大1万5,000円相当の付与になります。
マイナンバーカードは発行しているけど第1弾で申請とポイントの受取をしていない方は、第2弾で申請による最大5,000ポイント付与の対象です。

 

チャージや買い物は必要?
暫定的な情報ですが、政府の方針によると①のマイナポイント申請については、第1弾と同様に紐付けした電子決済サービスでチャージか買い物が必要です。(25%還元、最大5,000円分)
②と③に関しては、登録と申請が完了すればそれぞれ7,500ポイントずつが付与される予定になっています。
つまり、②と③による1万5,000円分のマイナポイントは新たなチャージや買い物不要で受け取ることができる見込です。

 

紐付け可能サービス

 

おすすめのクレジットカードイメージ

 

  • 電子マネー(交通系ICカード、nanaco、waon、楽天Edyなど)
  • プリペイドカード(ゆうちょのmajica、コープのほぺたんカードなど)
  • QRコード決済(PayPay、LINEペイ、d払いなど)
  • クレジットカード
  • デビッドカード

 

上記5つのカテゴリーがあり、詳細はマイナポイントの公式サイトから確認できます。
第1弾の発表当初には対応していて、その後はマイナポイントの取り扱いを終了しているサービスもあるので注意してください。

 

受取にオススメのサービス

 

マイナポイントを受け取るサービスは日常的に使っているサービスがオススメです。
もっとも人気が高いのはPayPayで、残高利用でポイント(PayPayボーナス)が付くことや手軽なポイント運用サービス、取扱店の多さ、クレジットカード払いの併用可能、お得なクーポンなどが人気の要因です。

 

Amazonは対象外

 

Amazonなどネット通販専用のポイントサービスはマイナポイントの対象外です。
ただし、Amazonの支払いで対象になる電子マネーを使ってAmazonで買い物をするなど、マイナポイントを上手に活用して大手ECサイトでネットショッピングを楽しむことはできます。
ポイントサービスであれば何でも対象になるとは限らないことを覚えておきましょう。

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